I want your smile 「・・・・・」




「ハリー?」


「ハリー…ハリーーーーー」




「うわ!ごめんロン何?」




「何って…。又あの子の事見てたんだ…」




ハリーは顔を赤くした



「そんなに好きなら言ったらどう?」



「無理だよだって…Msはマルフォイがベッタリくっ付いてるんだもん」



そう僕の好きな人はスリザリンの生徒






彼女を見たのは組み分け帽子を行った時



待っている間、は僕の目の前にいて



僕はその時からもう好きになってて



早く言えば一目惚れというやつ



でも話した事が無い僕が告白なんて無理だろう…

だっていつも…



の隣にはマルフォイがいる




だからなかなか近ずく事が出来なくて


二人は仲がいいよく二人で話しているとこを見かける






マルフォイと話しているは良く笑顔を見せる





その笑顔が僕に向いてくれたら・・・・・












「スネイプ先生、何か御用ですか?」



「すまないが、この本を図書室に置いて来てもらえるかね?」



「わかりました」

はにっこりと微笑み本を受け取った。

「では頼むぞ」



「…多すぎ…;」


「よぃっと…」




は本を両手に抱えて廊下をヨロヨロしながら歩いていった




しばらくして本の重さが少し軽くなったのに気づく

がゆっくり前を見ると


「ハリー君!?」



「こんなの女の子が一人で大変でしょ?僕手伝うよ」

ハリーは微笑みそう答えた

「えっ・・そんなの悪いわ」




「いいからいいから」



ハリーはと図書室に行き本を置いた


「ハリー君…あの」



「ハリーで良いよ」



「ハリーありがとう」


はニコッと笑っていった




「ねぇMs又、良かったら僕とお話してくれない?」

はニコッと笑って



「ええ喜んで」


「私の事もって呼んでねハリー」



「うん、じゃあね。



ハリーはそういうと図書室から出て行った


心臓は高鳴り、顔からは火がふいたかのように熱が帯びる



ついに話しちゃったよ////ここから少しずつでも話していこう

そう心に思いながら

その日からというものハリーとは図書室でよく話すようになり


ハリーはの事がどんどん解ってきてそれが嬉しくてたまらなかった



の事を知るだびにどんどん惹かれていった



薬草学の授業が終わって


・・」


「マルフォイどうしたの?」




「ちょっと来いよ」



マルフォイはの腕をつかんで誰も居ない廊下に出た




「どうしたのよマルフォイ」




「最近ポッターと仲が良いんだな」




「えぇたまにお話をしてるの」


が嬉しそうに話すそれが何だか凄く嫌だった



ドンッ・・・・・・・




「きゃっ」





マルフォイはを壁に押し付けた

逃げないようにとの手首を壁に強く押し付ける


「マルフォイ・・・・?」



「僕は…」


「僕はが好きなんだ・・なのに、何でポッターと仲良くするんだよ何で・・そんなに嬉しそうに…笑うんだよ」


「えっ…」


マルフォイは自分が何を言ってるのか自分でも解らなかった


今自分がしてる事さえも…こんなに無理やりな伝え方はしたくない



でも・・・・・



気持ちだけがあせる・・・


胸が、張り裂けそうになる


「・・フォイ…マルフォイ止めて」



我に返った時はは震えていた



僕は何をしてるんだろう?好きな人をおびえさせてる



「ごめん…」



マルフォイはそう言うとの腕を放した


「ごめんなさいマルフォイ…」


はその場から離れた


マルフォイは誰もいないはずの廊下を見た



「ポッターいるんだろ?」



その言葉と同時にハリーが顔を出した



「ごめん立ち聞きするつもりは・・・」


「もういい」



「ポッターを追ってやれ」



「マルフォイ・・」







「早く行け!!僕じゃダメなんだよが好きな奴はお前なんだよポッター…だから・・・・・」


言葉が途中で途切れたハリーもびっくりした顔をしている


マルフォイの目から涙がこぼれていた・・


「ごめんマルフォイ」


ハリーはを探しに走った



図書室




…」



「!」



「ハリー…何で」

「実はマルフォイと一緒に居たとこ見ちゃって」



「…!?」



「ごめん立ち聞きする気は無かったんだけど通りがかった時に」



「ううん、いいの、もう…」




「あのねハリー」




「私、貴方の側にいたいって思ったのここでお話する時だけじゃなくて」



「ずっと・・・・」




ハリーの顔が熱くなる



「ダメかな」


「ううんダメなんか・・嬉しいよありがとう」






-Fin-



作成日:2004年6月3日
修正・付け足し:2008年01月03

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